アスパラゴプシスアルマタエキス(紅藻)は伝染性老化を減少させるチカラを持っている!

こんにちは。カフェありすの時間の管理人Aliceです。
フレグランスジャーナル(2019年3月号)に非常に気になる記事があったので、まとめてみました。
「肌老化」の代表格はシワ・小ジワですよね。保湿はできても、これらの悩みを根本から解決してくれる化粧品は少ないでしょう。
私はこの記事を読んで、老化って伝染しているの?!!って怖くなりました。伝染はなんとか食い止めたいです!記事を読んで、アスパラゴプシスアルマタエキスという、注目したい成分を発見!
ヒトの細胞が分裂できる回数は決まっていて、分裂の限界を迎えた細胞は老化細胞(Senescent cell)と呼ばれます。老化細胞から大量の炎症性サイトカインが分泌される現象(=SMS)が分かってきているようです。SMSにより老化細胞が、近くの若い細胞に「老けろー老けろー」と影響を与えていて、老化の徴候を加速させると考えられている、というような内容を知って衝撃を受けました。そんな状況から守ってくれる成分が、「紅藻(アスパラゴシスアルマタ)抽出物」です。アスパラゴシスアルマタは小さな紅藻です。
アスパラゴプシスアルマタエキスにはMAA(マイコスポリン様アミノ酸)が存在しています。このMAA及びこれを含むアスパラゴプシスアルマタエキスが若い細胞への「伝染性老化」を減少させてくれるのです。
藻類や魚類などの水生生物では、有害な紫外線から防御する物質として、マイコスポリン様アミノ酸 (Mycosporine –like amino acid 、以下 MAA と記載する) を、 紫外線防御物質として産生している (田口, 1993)。MAA は、菌類で発見され、他に海藻や微細藻などが生産するマイコスポリン (mycosporine 図 1-1) にアミノ酸またはアミノアルコールが結合した構造の部分構造を有するアミノ酸類の総称である。MAA はシクロへキセノンまたは、シクロヘキセニミン骨格にアミノ酸またはアミノアルコールを有するタイプに分けらる。
図 1-1 マイコスポリン
現在までに様々の生物群から約20 種類の MAAが報告されている (Dunlap et al., 1998)。
↑引用文献 岸野未来,マイコスポリン様アミノ酸の機能性に関する研究,東京海洋大学(2016)
今回参考にしたフレグランスジャーナルの文献での研究では、アスパラゴプシスアルマタエキスとMAAが若い細胞の伝染性老化を食い止めるというが結果が記載されいました。本研究において、SMS(老化細胞から大量の炎症性サイトカインが分泌される現象)に暴露した若い細胞は、SMSに暴露していない若い細胞と比べて、細胞老化の指標(β-ガラクトシダーゼやIL-6)が増加し、細胞老化の兆候が現れています。0.1%アスパラゴプシスアルマタエキスとこれと同含有量になるよう調整されたMAAは、SMSに暴露された若い細胞を老化の兆候からの保護効果が同程度であることも示されています。
また、この研究において、アスパラゴプシスアルマタエキスがシワと小じわを改善する結果が得られています。
・被験者:31人の白人女性(30歳~50歳)
・被験者の肌状態:目元を含むシワ、クスミ等悩みあり
・実験に用いたジェル:アスパラゴプシスアルマタエキス2%含有のクリームジェル
・塗布方法:朝晩1日2回、28日間 顔に塗布
・実験では0日目と28日目の結果を比較。
機械を使用した評価ではDermaTOP®(フランス・エオテック社)により被験者の目元(眼下)の画像を取得し、目元のシワについて
①シワの表面積(m㎡)②シワの長さ(mm)③シワのボリューム(m㎥)を0日目と28日目で比較。
・結果:28日目では、①シワの表面積は12.7%減少 ②シワの長さは11.5%減少 ③シワのボリュームは13.6%減少
記事の被験者31人参加の実験において、アスパラゴプシスアルマタエキス2%配合のジェルを1日2回 28日間塗布すると、上記のようなシワの改善結果が得られています。
従来のアンチエイジング有効成分の多くは、UVなどの外的ストレスから肌を保護しますが、老化細胞が分泌するSMSによる伝染性老化のような内的ストレスに対しては、効果を示しません。
一方で、アスパラゴプシスアルマタ抽出物には老化細胞からの「老けろ~老けろ~」という「内的ストレス」を払いのける力があるのです。
肌老化対策としての選択肢が広がり、新たな期待ができそうですよね!この紅藻エキス入りの美容液などを私も使いたいです♡
参考文献 石村広明,Fragrance Journal,47(3),34~38(2019)
引用文献 岸野未来,マイコスポリン様アミノ酸の機能性に関する研究,東京海洋大学(2016)