漢方のお勉強

【妊活・子宝】赤ちゃんが欲しい人へ(漢方薬が好きな薬剤師監修)

妊娠を望むなら、「卵子の老化」「腎虚」対策を!

こんにちは。カフェありすの時間の管理人Aliceです。

妊娠適齢期の私が今取り組んでいること・大切だと考えていることをお伝えしますね。

れは、補腎の考えです。

補腎のお話のあとは、以下の「妊娠力アップ方法」において、補腎のために必要なことや、そのほか体質改善のために必要なことを記載しています。不妊治療や月経困難症等の治療をされている方は、その治療の継続が大切です。以下に記載している内容は、西洋薬とも併用できる考え方なので参考にしてみてください。

漢方では「気」が全身をめぐり、元気をつくると考えます。不妊治療中でも漢方的な考えである「気」のめぐりを高めることが大切です。不妊ではなく、これから赤ちゃんが欲しい男性・女性すべてです。(妊娠希望に関わらず、「気」を高めるのは気のピークを越えた全世代にとって大切なことです。)

以下の先天の気後天の気が相互に作用しながら、肝によって全身を円滑にめぐり、元気の「気」がつくられます。

先天の気・・・受精の際に両親から受け継いだ生命力(無限ではない);腎に宿る力

後天の気・・・肺の清気(清い空気)、食物などから脾が作り出す力

したがって、「気」を高めるには、漢方でいう腎と胃(脾)の力を強くすることが必要です。

タイトルにある「卵子の老化」は「腎虚」も問題。個人差はありますが35歳頃から卵子の老化や卵子の数の減少が早まります。私たちは腎虚にならないような生活を心がけるべきです。

漢方でいう腎・・・内腎(腎臓)、副腎(副腎)、外腎(泌尿器・生殖器)   ※()内は現代の解剖学的に

したがって、「腎虚」になると、腰痛や骨粗鬆症、脱毛や白髪、難聴や耳鳴り、皮膚の乾燥・痒み、排尿障害や尿失禁、下肢の冷えやだるさ等にもつながります。「腎虚」状態では生殖機能が低下しているので、女性では「卵子の老化」、卵巣機能不全、黄体機能不全等、男性では精子減少症、精力減退等を意味します。漢方版アンチエイジングは「腎虚」予防対策です。私たちが腎虚を今から予防するのは「後天の気」を高める、つまり脾(胃腸)の力を強くしていくことが必要であると考えます。胃腸が弱いと、卵巣や子宮にも栄養が届きます。

妊娠力を高めるには「肝」の力も必要です。「肝」によって気が巡るのですから。肝はもともとストレスの影響を受けやく、ストレスにより肝気がうっ滞します。その状態が現代の自律神経失調症や神経症です。ストレスを受けて肝気の流れが乱れると、ホルモンのバランスが崩れ、妊娠力が低下します。

妊娠力アップ方法

 

胃腸が弱いなら、最優先は脾(胃腸)の力をアップさせることです!

腎に宿る「先天の気」は、「後天の気」である食物エネルギーがないと維持できません。脾の力の向上は、「後天の気」をアップにつながります。

漢方薬としては、

食欲不振、胃もたれあり→人参湯、六君子湯等

痩せていて腹痛・下痢多い→小建中湯

倦怠感→補中益気湯等

風邪をひきやすいなら、肺の力を高めましょう!

先天の気を維持するには、肺からの清気(空気)の供給が必要。

腎は「下水」で、肺は「上水」であり、肺は腎の水分代謝の影響を受けやすいです。腎の力がアップすれば、肺の力もアップします。

ストレスを減らそう!

肝がうっ滞してしまうので、ストレスを減らしましょう!肝がうっ滞すると、「先天の気」「後天の気」が全身に巡りにくくなります。

またストレスによって活性酸素が発生し、結果的に女性ホルモンのバランスが悪くなります。卵子の質も低下すると考えます。

限りある卵子ですから、質をよくすることが大切です。

妊娠力アップの源である「腎精」を高めるよう努めましょう!

生まれつき両親から授かった「腎精」(成長、発育、生殖、老化をつかさどる生命エネルギー源=精、腎に蓄えられている)を養いましょう。

腎に「精」が十分蓄えられていたら、間脳視床下部や脳下垂体からのホルモン分泌が正常に行われます。

残念なことに「腎精」は有限です。加齢、ストレス、過労、寝不足、運動不足などで消耗します。

「腎精」を保つには、自分のカラダに「補腎」してあげます!(補腎・補血作用のある地黄含む:八味地黄丸、六味地黄丸、四物湯など)

私は、「補腎」対策ならで動物生薬含有の『日水補腎片』を飲みます。動物生薬が入ることで効果がぐっと上がりますよ。

日水補腎片 成分分量(6錠中);1日量

ブクリョウ軟エキス 10mg (茯苓320mg)
サンシュユ軟エキス 60mg (山茱萸300mg)
ジオウ乾燥エキス 120mg (地黄600mg)
サンヤク流エキス 0.8mL (山薬800mg)
ニンジン乾燥エキス 60mg (人参600mg)
オウギ乾燥エキス 80mg (黄耆640mg)
ロクジョウ流エキス 0.03mL (鹿茸30mg)
カイクジンチンキ 0.3mL (海狗腎60mg)
カイバ末 100mg
チアミン塩化物塩酸塩 20mg

引用 http://www.info.pmda.go.jp/ogo/J0601005278_04_01

「冷え」をとろう!

体が冷える→血流低下→臓器に栄養や酸素が届けにくくなり、臓器の機能が低下。そもそも下半身は上半身よりも冷えやすく、特に子宮や卵巣は体の中で最も冷えやすい場所。適度な運動を行い、代謝をよくするためにタンパク質摂取することや半身浴・体を冷やさないような服装が

*4.5のおまけとして、私は「ワタナベオイスター」の錠剤タイプを6粒/日飲んでいます。国産の牡蠣肉エキスがたっぷり含有されているので吸収のよい天然の亜鉛など大切なミネラルも摂取できます。牡蠣は補腎目的の食材としてもおすすめです。

「瘀血」をとろう!

瘀血も不妊の原因です。瘀血のイメージはドロドロの血です。卵巣は瘀血の影響を受けやすく、排卵障害や生理不順、子宮筋腫、卵巣嚢腫、子宮内膜症等の原因にもなります。月経のときに瘀血かどうかチェックできます。正常な月経なら経血がサラサラしていて塊はありません。瘀血の人は、経血が黒っぽくドロッとした塊があります。瘀血の人には月経前症候群も多いようです。

瘀血をとる漢方(駆瘀血剤)例

実証タイプ(桃仁、牡丹皮等含む)・・・桂枝茯苓丸(便秘なし)、桃核承気湯(便秘あり)、大黄牡丹皮湯(便秘あり)、通導散、折衝飲 等

虚証タイプ(当帰、川芎等含む)・・・当帰芍薬散(冷え症・浮腫傾向、血色不良)、温経湯(手足冷え、皮膚粘膜乾燥傾向)、加味逍遥散、四物湯、当帰建中湯、当帰四逆加呉茱萸生姜湯 等

※当帰芍薬散は卵巣・子宮に活力を与える。

※不妊症・排卵障害には当帰芍薬散や温経湯の使用が多いとある。(「女性のための漢方薬」稲木一元・青木滋 著 (中外医学社)P43より)

食生活への心がけ

タンパク質について

現代人が不足しがちなタンパク質を50g/日(女性)は摂取しましょう。

動物性と植物性を1:1くらいにバランスよく摂取することが大切です。女性は血虚が多いと言われていますが、血液の材料であるタンパク質を毎日摂取すると血虚が改善し、血流がよくなります。子宮や卵巣への血流も改善します。タンパク質が不足すると、外見から老けていきますので要注意です。

糖質について

「糖化」により卵子も老化?!糖化とはタンパク質が糖と結合して変性することです。卵子はタンパク質でできているので、糖化すると卵子の質が低下します。糖質をなるべく控えて、タンパク質(鶏卵、肉、魚、大豆類など)や野菜、食物繊維をしっかり摂取すると老化予防になります。

脂質について

現代の食事では植物油が多く利用されます。お惣菜や外食、加工食品・・・・などなど。

植物油のほとんどが体内に炎症を起こしやすいオメガ6系の脂質です。オメガ6系ではない植物油としてオリーブ油が挙げられます。オリーブ油を代用することをお勧めします。

一方、炎症を抑えてくれるオメガ3系の脂質は魚油(EPA・DHA)やエゴマ油、シソ油です。オメガ3系は臭いため加熱に不向きです。魚油はサプリメントで摂取します。サプリメントも品質が様々ですが、価格だけ安いEPAは含有量が少なかったり、臭みをとるためにエチル化されていて、肝臓で分解する必要があります。勉強した中で最もコスパがよく長期的に服用しても安全だと考えるサプリメントは魚油に強い日水製薬「シーアルパ(魚油をカプセル化;EPA・DHA)」です。

その他、亜鉛・鉄・ビタミン・ミネラル・葉酸(妊婦さん必須)などの摂取を心がけましょう。

参考文献 「漢方で赤ちゃんが授かる」寺師博甫 著 (主婦の友社)、「女性のための漢方薬」稲木一元・青木滋 著 (中外医学社)

      http://www.info.pmda.go.jp/ogo/J0601005278_04_01

以上です。今回まとめてみた私も心がけた生活を送ります。ご覧いただきありがとうございました。

 

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